潜在的バイアスの研究は、何を解きたいのか?: 小さな差異が生み出す大きな違い

   Googleでの ”Unconscious Bias @ Work” セミナーを紹介します。シミュレーションで、会社の階層を8段階に分け、最初は男女の性別を等分とします。それぞれの社員の評価の値として、女性1から100までの範囲で得るとし、男性が1から101までの範囲で得るとします。それぞれ乱数で評価値を決め、機械的に昇進や降格を繰り返して行きます。結果、最上位の階層での女性の割合は以下のようになりました。オレンジが女性、青が男性の割合です。

Unconscious Bias @ Work | Google Ventures (youtube.com)

 たった1%の評価の違いが積み重なると、このような結果に繋がるという事です。

 一つ一つは誰もが気づかないような差別的行動でも、それが組織全体や国全体として積み重なるとどのような結果に繋がるかは、想像に難くありません。

 では、どのようにこういった差別的行動を克服すれば良いのでしょうか?

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